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GUIDE 03 / 試作と検証

新規事業を、作り込む前に試す

最初から本番の仕組みを作らず、確かめたいことを一つに絞って、動く試作で確かめます。続けるか、やめるかの基準も先に決めます。

何を確かめるかを、先に一文にする

試作の前に、確かめたいことを「誰が・どんな場面で・何をして・どうなれば続けるか」の一文にします。一文にできないうちは、作る範囲も決まりません。

仮説の例(架空)

予約したお客様が、前日にWebで質問に答えておけば、受付での説明が短くなる

確かめ方:回答した人の割合に加えて、受付での説明にかかる時間と、聞き漏れの数を、試作の前後で比べる。続ける条件は、始める前に数字で決めておく。

試作でできること、本番との違い

試作と本番の違い
項目試作本番
データ架空や少量のデータ実データ。過去分の移行も
使う人数人の協力者担当者全員やお客様
例外主な場面だけ起こりうる場面を洗い出して確かめる
権限簡単な区別役割ごとの閲覧・編集・承認
費用試作の制作費制作費に加え、サーバー・SaaS・保守の運用費
引継ぎ使い方の説明手順書、管理する人、困ったときの連絡先

試作をそのまま本番に使うと、権限や例外の扱いが後から問題になりがちです。本番に進むときは、次の3つを決めてから作り直すか、作り足します。

権限
誰が見て、誰が直し、誰が承認するか。お客様の情報を扱うなら、保管先と削除の手順も。
運用費
サーバーやSaaSの月々の利用料と、保守にかかる時間。誰の予算で払い続けるか。
引継ぎ
日々の管理を誰が担うか。手順書、アカウント、困ったときの連絡先。

続ける・やめるの基準

基準は、試作を始める前に決めます。結果を見てから決めると、続けたい気持ちで判断が甘くなりやすいためです。

続ける
決めた期間に、決めた人数や回数が使った
直して続ける
使われたが、手間や例外で止まる場面が多い
やめる
使われなかった、または運用費に見合わない

やめる判断も、確かめた結果の一つです。分かったことは、次の企画の材料として残します。

相談の例(架空)

店舗の新しいサービス(架空)

事前予約の新メニューを始めたい

予約フォームと受付の流れだけを試作し、決めた期間の予約の数と、当日の手間を確かめる。

社内の仕組み(架空)

研修の申込みと受講記録を、紙から移したい

申込みと記録の画面を試作し、月末の集計にかかる時間を、今のやり方と比べる。

よくある質問

01試作だけを頼めますか?

はい。確かめたいことと期間を決め、試作だけを範囲にすることもできます。本番に進むかどうかは、結果を見て一緒に判断します。

02試作を、そのまま本番に使えますか?

使える部分は活かしますが、権限・例外・データの保管は、本番に合わせて作り直すことがあります。どこを作り直すかは、試作の前にお伝えします。

03スマートフォンのアプリが必要だと言われました。

ネイティブアプリの開発はお受けしていません。まずはスマートフォンのブラウザで動くWebの試作で、使われ方を確かめる方法があります。アプリが本当に必要かどうかも含めて相談できます。

TALK BEFORE SPEC

作り込む前に、何を確かめるか。

思いついている事業や仕組みを、短く書いて送ってください。初回の状況相談と、進め方・概算の提案は無料です。

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